イオン(ビーム)チェンバー
概要
イオンチェンバーは、透過X線・γ線・陽子線・炭素線など粒子線の強度に比例した電流を出力する電離箱です。集電極板と高電圧電極板は並行平板になっており、入射窓には導電性金属(銅、アルミ、クロム)を蒸着したカプトン薄膜を使用しています。ガス増幅のための密閉型も製造しており、ご指定のガスケットタイプでチャンバー内部にガスを充填することができます。
特徴
弊社のイオンチャンバーにおける最大の特徴は、電荷を集めるための電極と高電圧電極に使用する基板材料にあります。通常、フレキシブル基板に使用される材料はベースフィルム(ポリイミド等)に12~50μm厚の銅箔がコーティングされています。しかし、この厚さでは強度が小さいビームでは減衰が生じてしまいます。
弊社が提供するフレキシブル基板は、銅箔が2μm厚でコーティングされており、上記の減衰を抑えることが可能です。
お客様の用途に合わせたチェンバーの製造が可能となっておりますので、電極のパターンや電荷の取り出し方法など、製品に関するご質問、ご相談などお気軽にお問い合わせください。
<イメージ図>
使用例
・粒子加速器実験におけるビーム強度計測・粒子加速器実験におけるポジションセンサ
・陽子線・重粒子線加速器における線量モニタ
製造例
納入実績
・高エネルギー加速器研究機構・理化学研究所
・日本原子力研究開発機構
・東京大学原子核科学研究センター
・株式会社 日立製作所
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